日本語学校の学生から日本語の小説が読んでみたいと言われ、4話に分かれて書かれているこの一冊を貸しました。私は日本に来てただ日本語を学ぶだけでなく、日本の習慣、文化も知ってほしいと日本語教師をしながら常に感じています。
348ページもあるこの活字の本を2週間で読んでしまうこともすごいのに「わからないところもあったけど、感動したところもありました。」「本に挟んである言葉が響きました。」と授業後に感想を話してくれました。
教員室で開いてみたら手書きで「ありがとう。私のもとに生まれてくれて・・・・・・」と書いてある紙がありました。感動した言葉を書き留める!とても温かくなりました。この手書きの字も何気に書いたかもしれないけれどありがとうの後の間の取り方・・・なんかいい!とてもいい!
この本と一緒にずっとこの紙を挟んでおきます。
日本語を学んでくれてありがとう。日本に来てくれてありがとう。