名前は自分が書いたというサイン。作品の左に小筆で作品の書体と変えて書いてもよいし、作品と同じ書体で書いてもよい。漢字作品は名前を書いた下に篆刻の印を・・・。仮名の作品は印のみ。この朱印が漢字も仮名も作品を大きく変えるんです。
中国では認められた作品は作品の右上に沢山の印が押されているんですね。学生時代、私は自分の漢字作品の右上に自分で何か所も印を押して飾ってました(笑)。→教授から「こんなことするのは圷だけや。」と笑われました。
小学生は小筆を扱うのがとても難しく(墨が足りなくなって二度書きしたり、墨が多すぎてにじんで文字が黒丸になってしまったり)でも、小さい時から小筆を使っていると大人になったとき芳名帳に筆でさらっと書けるようになっているんです。