2月に入りました。
今年度は卒業クラスの授業の受け持ちが多く、今月いっぱいで2校の授業が終わります。
日本語学校はアジアの学生が中心、中でもここ数年ベトナムの学生が増えクラスの半分以上ベトナム出身です。非漢字圏なので漢字の授業が苦しいようでした。初めは漢字は記号にしか見えなかったようですが、
2年すぎるとそれなりに早く書くことができるようになります。
ベトナムの学生が日本にくる目的は様々です。ほとんどの学生がアルバイトで自分の生活費も学費も払い、
中にはベトナムにいる両親へ仕送りしている学生もいます。日中の授業が終わると夕方からアルバイト、アルバイトから帰宅すると宿題、土日はもちろんアルバイトで彼たちの自由な時間はほとんどありません。
学生の作文に『日本に来て学校とアルバイトで大変でした。学校に行かないで寝ていたいとも思いました。でも学校へ行くと友達がいるから苦しいことが忘れられます。』と書いてありました。学校で会って話すことが
できる同じ境遇の友達がいるから救われているのだと感じました。
今ベトナムでは旧正月で、彼たちも旧正月は大切にしているので、家族と過ごすために一時帰国している学生や、夜中仲間たちとパーティーを開く学生がいて、授業中もフワフワしています。この学生たちももうすぐ卒業!大学院に進む学生、就職する学生、ベトナムに帰る学生とそれぞれで、あと1ヶ月でみんな別れることになります。これから卒業試験があり、漢字は特に猛勉強中ですが、私がこの子たちに伝えたいこと!2月はまとめの授業をします。
一番伝えたいこと!それは『日本に来てくれてありがとう』です。