強風の中、お母さんがご兄弟連れてお教室に来てくれました。
お母さんは学生時代書道部に所属してきただけあって北魏の古典をたんたんとこなしていました。お兄ちゃんもお母さんの字を見て北魏にチャレンジ!あれっ?北魏になってる!親子で同じ課題を書いてみました。さてお父さんはどちらの書が好みか???弟くんは漢字書いたり、カタカナ書いたりとマイペースに進めていました。学校の話をしたり別の習い事の話をしたりのんびり筆を動かしとても楽しい時間でした。
芸術ってかけっこや算数のテストの様にすぐに誰が1番とか誰が100点とかわからない世界。かけっこや算数のテストの様に結果がすぐにでるものは記憶に残るのも浅いのかもしれない。書道は1ヶ月かけて頑張った練習の成果が競書本でまた10級・・・〇〇ちゃんはもう6級・・・3ヶ月かけて書いた展覧会作品では〇〇くんは金賞・・・ぼくは銀賞・・・とあとから評価がでるので子供には重く心に残ることがあるのかもしれない。評価って大人になってもつきまとう嫌な二文字~。でも、だからこそ自分でこれらの評価に勝てる心を持って成長してほしいと思います。今日はそんなものは取っ払いただただ書いて親子でお互いを褒め合いました。すてきな空間!親子で褒め合う時間・・・お母さんが根っからの正直マンで「いや!ほんとに私よりうまい!」「ちょっと、それそれ上手くない?」と本音を子供に言い、私が「お母さん上手よね?」と聞くと「うんうん」とうなづく子供たち。子育てに一番大切なことのように感じました。
「人と比べない!友達よりうまく書くのではなく先週の自分よりうまく書くことが大事。自分は一番!自分はこの世にたった一人しかいないのだから自分の字を書く!それでいい!」と話しましたが・・・。お教室を終えて帰宅し圷多都⇒田幡貴子の本名に戻ったら「私はこんなお母さんでいいのかな?あんな空気を子供たちに与えているかな?」と今日の親子さんと比べていました。子供には比較してはならないと言ってるくせに、お母さんに戻ると私もどこかで比較している自分がいる・・・。人間はどこかでどうしても自分と他人を比べてしまう生き物なのでしょうか?「これではいけない」と思い、自分に「今日も頑張ったよ。一番いいお母さんだよ!」って話し、待っていてくれた美來にハグ!サッカーから帰宅した冬羽にたっくさんの唐揚を作ってあげました。そして自分には頑張ったご褒美にハーゲンダッツのアイスクリーム!2つ食べてしまいました。
今日の親子さんからいっぱい家族愛をわけてもらいました。ありがとうございました。明日も頑張ります!