私の師である橋本小琴先生は大阪に住んでいます。大学時代の仮名の講師で橋本先生の授業を履修したのが出会いです。今は京都橘大学の教授でもあります。
大学教授に自分のお教室、一先会副理事とご活躍され毎日お忙しい先生です。
橋本先生は大阪在住なのですぐに行くことができなく、私は作品を郵送して添削していただいています。添削がかえってくると真っ先に楽しみであるのが橋本先生自筆のお手紙。不要とされた紙切れで時には正方形で時には横長で書いてくださいます。いつもいつも手紙の中には「冬羽ちゃん元気になりましたか?」とか「美來ちゃん風邪ひいていませんか?」と子供たちのことを書いてくださいます。それが何よりも嬉しく私の心を温かくしてくれるのです。冬羽が卒業した3月「多都、頑張りましたね。でも子育てはまだ終わっていませんよ。」と書かれてありました。またこれからも頑張ろう!って思えました。このように墨で書かれてある手紙は美しいです。メール、ラインのこの時代に肉筆の手紙をいただけるって、もしかしたらとても貴重なことかもしれません。不要の紙切れ一枚が筆で手紙を書くと作品にもなってしまう!私はいつも届いた手紙を手帳に挟んでおき、時々、移動中の電車の中や病院の待合室で眺めています
。
自分のお教室の生徒たち、冬羽や美來がこの先離れていくかもしれません。その時にはこのように肉筆で手紙を書いて近況を知らせてやりとりをしたいな~と思っています。
私は女性として母として書道家として橋本先生を尊敬しています。授業も辛口評価で大好きです!
橋本先生これからも宜しくお願いします。