年中さんには硬筆(ひらがな)の前に曲線や斜め線やハネなどの部分練習をします。筆をはなすということがわかっていても腕へ通じるまでに時間がかかることもあります。ひらがなが書けても記号のような文字になってしまうことはよくあることです。
年中さんといったらまだ4歳さん。4歳の年齢へどうやって数分を集中させるか!色々考えながら指導しています。日中での保育園や幼稚園の生活、まだまだお母さんに甘えたい時期でもあるので、お稽古は気分により毎回違っています。未就学児レッスンの大切なことは「できる」「できた」という喜びが自分でもすぐにわかるようにしてあげることかなと思っています。今は日本語を教える時のフラッシュカードのようにたんたんと次から次へ進めるように「次はタテだよ」「次はまるだよ」と用紙を渡していきます。そうすると「つぎは?」「つぎは?」「もっとできるよ」など言ってくるので、そのあたりで硬筆練習を終えるのがちょうどよいみたいです。
硬筆で形を記憶させたら、さて水筆!先週、水筆用の色用紙を使ってみました。色が出ることに楽しんでくれていました。(→小学生チームもとてもやりたがってます!)
トン → スー → トン と声に出しながら横の線をたくさん練習してくれました。
そして本番の墨汁でのお習字!真ん中に大きく課題のひらがな一文字と書いて仕上げ、作品完成。「明日先生にみせる」「おばあちゃんにあげる」「パパにみてもらう」と言いながらお片付けして
「今日がんばったからキャンディもらっていい?」と私に甘えてきます。
とても癒されます。