笑顔のかわいい1年生の女の子が体験に来てくださいました。
体験レッスンは一人で進めさせていただいています。そこでお子様のの性格や文字への意識、
観察力、集中力などを見させていただきます。はじめはお手本なしで課題を出して書いてもらいます。今回は筆を持つことが初めてとお聞きしていましたので、画数が少なく線のある「うし」にしました。1枚目は筆を下に持ち肘をついて鉛筆と同じように書いていました。初めてなのに「う」の下に「し」を書くことができていますし、終筆も止めることなくハライができています。筆でどう書いてよいのかわからず不安そうでした。
次にお手本を隣に置見ながら書かせてみました。すると最初よりも大きくそして太く書きました。まだ肘をついていたので筆がねてしまい平たい線になっていますが、お手本をよく見て書くことができました。
クルクル書道をさせて、肘がつかなくなったので起筆を教えてました。起筆とは筆の入り方です。
「トン・スー・トン」起筆がうまくいくと線もうまく引ける!初めは筆を立てることに慣れずフラフラしてしまうので「トン・スー・トン」のリズムを二人羽織になって私がお子様の筆を持って一緒に線を引いていき、一人で引けていることがわかったら私は手を放し一人で書かせていきます。力強い線が引けるようになりました。
最後は私が話したことを自分で思い返し、約束を守って自由にお清書させます。はじめの時とはずいぶん変わったね・・・と話しました。立派な堂々とした「うし」が書けました。
1時間もしないうちに、ここまで上達するのは話を聞くことができる!話を理解している!そして自分と向き合って集中できている!ということです。
お時間を作って体験にきていただきありがとうござました。