圷多都書道教室のおとなの方のお稽古は個人に合わせて個人のペースで進めさせていただいています。一日の中で”動”という動きのある時間は働いているとたくさんありますが、”静”という静かな時間は自分で作らないとなかなか作れないと私は思っています。でも、人間は”静と動”の中で生きている方がバランスが保てると思うんです。一般の方のお稽古の時間はまずは静かに集中していただき書くことに向き合っていくことから進めています。みなさん「時間早いですね・・・」と言っていますが、それは深く集中できているだと思います。すっきりして帰られる姿をみると嬉しくなります。
日常の字がきれいになりたいと始められた生徒さん。
初めはボールペン、鉛筆の練習をしていました。お手本の見方ができるようになり書くことにも慣れ、 つけペンでの練習をスタートしました。
つけペンでの練習をして3ヶ月が経ちこのように↑変化しました。つけペンを使いこなし字のバランスもとてもよくなりました。書く時間も前とは比べられないほど速くなっています。
添削をその場でして、細かな部分を指摘し、もう一度書かせてみます。すぐに指摘した部分が直っていると、翌週は忘れずに直して書けています。3回目でおおよそ仕上がるようになりました。
今この生徒さんは筆ペンの練習に入りました。
お稽古中ととても真剣に集中して書いていますので1回ごとのお稽古で着実に伸びています。これからが楽しみです。